拒絶理由通知に向けて
現在、多忙な年末を迎えている。職場ではえらく大変な事態となっていてしまった。
同僚が鬱で今年度いっぱい休職となったのだ。前々から退職の相談を受けていたが、まさかそんなに悩んでいたとは…。なんだか同時に自分の気の至らなさを恥じてしまう。言い訳ながら今年異動してきた者どうし、自分の仕事こなすだけで一杯でだった。
その人とは通算四年一緒に働いていた。真面目で頑張り屋、たまには愚痴もいうけれど、しっかり者。私よりよほど我慢強い人なんだと思っていた。
そんな時に、特許出願内容の拒絶理由通知が到達。その1つは、私の発明品のなし得なかった要素を見事にクリアしており、完全に洗練されたものだった。これをみた途端、これ以上のものはもう反論はできないと感じた。
削ぎ落とされた「簡潔の美」なのだ。
さて、といはうものの、他の拒絶理由への反論を一通り考えて、弁理士事務所での打ち合わせに出向いた。
そこで、知ったのは前述した前願されてた脱帽申請特許が、拒絶理由なしの「一発特許取得物」であつたこと。
そうでしょう!そうでしょうよ!
もう、ぐうの音もでないっ!て程の出来でしたから。
打ち合わせでは、結局、この発明品への類似形状の観点からの反論する方針となった。
ここで、やはり弁理士はプロだなと思ったのは、こうした事態を予想した特許申請がなされていたこと。
客観的に使用者目線で再検討し、弁理士の機転で追加掲載しておいた図面に幸い助けられることになった。
審査の厳しさは予想していたが、あっさり私の出願特許の第1請求項がダメになったので、気落ちしてしまった。
しかし、他の組み合わせで、まだチャンスはある。
製造工程とコスト的に、大満足な状況での特許取得の希望はなくなりつつある。でも「特許取得→売り込み企業が読んでくれる発明品作り」が先決の考えに変わってきた。
本ブログでは、「起業への道…」となっている。そのため、この出願特許はまだ前段階のこと。
現実は、前述した「職場環境、離婚調停と悪質な子どもの連れ去り誘拐、今後の離婚訴訟、不動産売却や財産分与」など、とても起業準備どころではない状況にある。
かといって、発明品を企業に製造販売させて、ロイヤリティーを得るという夢のようなことは、これまた個人起業以上に難しいといわれている。
今回拒絶理由への対応で、特許取得への逆転の嬉しい展開は五分五分か、それ未満かもしれない。長い人生、何が起こるかわからない。今できることをやってみよう。
そして、深追いはしないと決めておく。欲で自己破壊しないように。_φ(・_・